コンビビアルなマネジメント
僕が「コンビビアル」という言葉に出逢ったのは2017年。それは、共鳴できるビジョン、心から信頼できる人、心地よい空気感を醸すコミュニティ、これら3つすべてを満たす場所だけにコミットすることを決めたときでもあり、今思うと過去と未来が現在で繋がったとき、でした。
単純にやりたいことではなく、自分がコミットしたそれぞれの場所で、目の前にある、そのときその場所で必要なこと、にフォーカスした、それからの3年半。無我夢中であっという間でしたが、改めてその軌跡を振り返ってみると、様々な方々と、とてもとても心地よい関係性を紡ぐことができていました。
これからもこのような歩みを、僕にとっての当たり前のこととして、情緒的、非言語的な空気感「佇まい」を大切にしながら、そして周りの方々に感謝しながら、一歩ずつ進めていきたいと思っています。
そんな日常のなかで感じたことを本にまとめる機会に今回恵まれました。
これからの時代に必要不可欠な「集うチカラ」を紡ぎなおす場所である《TAKIVIVA(タキビバ)》や、今のこども達に必要不可欠な「自ら学ぶチカラ」を養う場所である《素和美(スオミ)》のことなど、僕が一当事者として七転八倒しながら感じたことをまとめたものです。精緻な理論や即効性のある方法などはこの本に何もありませんが…素直に僕が日々感じていること、学んでいることをそのまま書いてみました。
コンビビアルとはどういう状態のことなのか、TAKIVIVA(タキビハ)のベースにある考えはどのようなものか、素和美(スオミ)での学びは具体的にどのようなものか…などに少しでも興味あれば、お時間あるときに読んでみてください。
2021年の秋からはベースとなる拠点を富士北麓から浅間北麓に移す予定です。これからも同じ質の志をもった方々とふわふわと自然のなかで火を囲みながらお話していけたらいいなぁ、と思っています。是非、お声掛けください。
「コンビビアルなマネジメント」
しなやかな組織、コミュニティの創りかた
定価 1,430円(本体 1,300円+税10%)
文化科学高等研究院出版局 ISBN 978-4-910131-17-7
発刊日 2021年8月20日